伊那市(市長:白鳥 孝)は、2020年6月1日より、丸紅伊那みらいでんき株式会社(代表取締役社長:伊藤 直樹、以下、「伊那みらいでんき」)から長野県企業局水力を活用した信州産のCO2フリー電力を調達し、活用してまいります。
伊那市は、2019年度より伊那みらいでんきから公共施設(高圧)を対象として電力供給を受けており、かねてから再生可能エネルギーの導入・普及、省エネルギーを進めるべく相談・検討を進めておりました。その一環として伊那市は、伊那みらいでんきを通じてグループ会社である丸紅新電力株式会社(代表取締役社長:山本毅嗣 、以下、「丸紅新電力」)が調達した、長野県企業局(公営企業管理者:小林 透)が運営する水力発電所でつくられた「信州Greenでんき」を活用して、実質的に温室効果ガスの削減とエネルギーの地産地消を同時に実現するものです。
これまでも伊那市は、「伊那市50年の森林ビジョン」や「伊那から減らそうCO2!! 伊那市二酸化炭素排出抑制計画」により、再生可能エネルギーの導入・普及、省エネルギーなどを通じて、低炭素社会の実現に向けて取り組んでおります。本年3月には、「第2次伊那市環境基本計画」に「伊那市地球温暖化対策地方公共団体実行計画」を合わせて策定し、さらに地球温暖化対策を進めてまいります。この度のCO2フリー電力は、温室効果ガスの大幅削減に効果があり、計画の目標を大きく前進させるものであります。伊那市では、今回を契機に、「再エネ100宣言RE Action」などについても取り組みを進めてまいります。
引き続き、伊那みらいでんき、丸紅新電力、長野県企業局は、本取組を通じて、地域の脱炭素社会の実現に向け、低炭素電力を活用しての環境負荷低減に向けた取組を進めるとともに、地域資源を活用した地域貢献への取組、長野県内の再生可能エネルギー拡大に向けた取り組みを推進してまいります。
(参考)
【「信州Greenでんき」プロジェクト】
長野県企業局が運営する美和発電所、春近発電所等の長野県内17カ所の水力発電を活用して、CO2フリーや地産電源を、長野県内や大都市圏に販売することで、長野県の地域貢献をめざす取り組み。
2020年3月26日プレスリリース
https://denki.marubeni.co.jp/news/pdf/202004_ShinshuGreenDenki.pdf
【第2次伊那市役所エコオフィス活動実行計画】
○公共施設から排出される温室効果ガスの削減目標
12,725t-CO2(2016年)から8,432t-CO2(2030年)へ削減
今回のCO2フリー電力の活用により、年間で447t-CO2(2018年消費電力実績)程度の削減が見込まれ、これは、目標に対する削減量の概ね10分の1に相当します。
以 上
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